fionak’s blog

札幌在住。スマホゲームはやめました。

吹雪の皿を発見する(こぶ志焼)

実は、だいぶ前から、
刺身用の皿を探しておりました。

貧困歴が長すぎて、
日常はダイソーなどの百均の皿や、
フリマで見つけた謎の丼物などに彩られ(笑)

いいかげん、一枚くらい、
ちゃんとした皿があってもいいかなと。

私の貧困な言葉の定義を一応確認すると、

普通の皿=百均の皿
ちょっといい皿=スーパーや近所のやつ
ちゃんとした皿=なんとか焼


です。ああ、
我ながら、なんていいかげんなんだ(๑•﹏•)


当然ながら、高いものは買えませんので、
ヤフオクやメルカリなどを物色。
(探す場所が既に間違ってる気がしなくもない)

しかし、立体の食器は、
本体が安くても、割れ物だし、
送料のほうが何倍もかかったりする。

もう普通の(百均の)でいいかなあと、
めんどくさくなって、
古いアクセサリーを物色していたとき、


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こんな皿を見つけました。

なんだか雪のようです。
白い大地に吹雪みたいな感じ。

送料含めて2000円以下ですみました。
私は助かるが、作者がかわいそうな気もする。



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説明書きによると、
文化のない北海道で陶器作りをするべく、
いろいろ苦労していたようです。

北海道に焼物の産地があるの、知りませんでした。
関東以南のイメージが強くて。


そうですね、北海道は、
京都や九州のような歴史も文化もなく、
何をやるにも1からの出発になりますね。

本州にある、歴史という名の相続財産がない。
そういう意味では、道産子は、
一代目の孤児に近いものがあります。
相続財産がない状態で何でも始めるのです。

自由というものは、
ものを作る人間には、時に迷宮になります。
人が技術を習得するときは、
たいてい真似から入りますよね。
その真似の元がないんですから。

物作りだけではなく、
生活のあらゆるところに言えること。

道南とか、歴史のある港町などは、
少し事情が違うかもしれませんが、
札幌は昔「リトルトーキョー」とバカにされ、
東京のマネしかしていないと言われた場所です。
なかなか独自のものが出なかった場所です。


昔、のちに人間国宝になった木工作家が、
北海道に技術を伝えに来たら、
「すぐに売れるものを作りたがる」
のが嫌で帰ってしまった……という悲しい話を昔、たしか、白洲正子氏の本で読みました。
開拓の都合もあったのでしょうが、
なんだか読んでいて悲しくなった記憶があります。




ご本人がどんな気持ちで、
この吹雪みたいな皿を作ったかは知りません。
ただ、他の土地にはない苦労があったことは、
容易に想像できるのです。
文化や歴史の話を別にしても、
気候だけでも怖いですからね、北海道。



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写真だとわかりにくいですが、
雪みたいな粒の層は、ガラスのように透明。
だから吹雪みたいに見えたんですね。
すごく綺麗なんです。



「こぶ志焼」でググったら、
今でも岩見沢に子孫の方がいて、
カラフルな焼き物の写真がありました。
さすがに50年経過して、いろいろ変わったのかな。

現在は青緑色のものが代表みたい。




しかし、私が探していたのは刺身用の皿だ。

こんな真っ白な皿に、
血の滴るマグロやカツオを盛ってよいものか。

百均の皿なら躊躇しないが、
吹雪が綺麗すぎて迷う。



刺身用の皿は別に探しますわ(´-﹏-`;)
ズボラだからやっぱ百均のでいいかなー。
高い皿は割ったらショックだしなあ。
せめてスーパーのやつにしようかなあ。